本場鹿児島の焼酎専門店「焼酎のひご屋 本店」

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お湯割り

毎日新聞熊本版のコラム(ばってん日記) http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20120521ddlk43070290000c.html に、興味深いことが書いてありました。

 

コラムでは、球磨焼酎酒造組合編「球磨焼酎」(弦書房刊)に書かれている一文を引用しているのですが、そこには、焼酎お湯割りの紹介で

お湯割り焼酎は、どうしても水くさい。というか、お湯くさいのだ。

という記述があるそうです。

 

焼酎を割るお湯や水は基本的に無味無臭で、焼酎の香りや味を引き立てたり、まろやかにしたりするものだとしか考えていなかったので、「お湯くさい」という表現には少し驚きました。

(水道水かミネラルウォーター、軟水か硬水かなどによって味にも影響があることは経験的に知っていましたが)

 

お湯割りが全国区になったのは、1976年に鹿児島の某大手醸造元が宣伝したのが始まりとのこと。

ただ、鹿児島の一般家庭ではそれ以前から手軽な飲み方としてお湯割りが飲まれていたようですが。

 

紹介されていた球磨地方の伝統的な飲み方である直燗がおいしそうだったので、さっそく試してみました。

飲みかけの球磨焼酎はなかったので、飲みかけだった米焼酎「加賀の露」と、芋焼酎「薩摩路をゆく」で試します。

焼酎を割らずにそのまま黒千代香に入れ、ガスコンロを一番弱火にし、焼酎の量にもよりますがだいたい1~2分程度。

たしかに、ものすごく濃厚な香りが漂ってきます。

飲んでみると味も濃厚で強烈。

 

米の香りが引き立つ感じなので、おそらくだいたいの米焼酎なら、この直燗は合うと思います。

芋焼酎に関しては、今回試した「薩摩路をゆく」は、荒濾過仕上げで、もともとドッシリしたタイプなので、その濃厚さをさらにひき出した感じで直燗によく合っていたと思いますが、銘柄によっては合う合わないがありそうです。

また、やはり手間がかかりますし、濃厚なので、気軽に食事と合わせるにはお湯割りのほうがいいかなとも思います。

いい焼酎を食前や食後にじっくり味わいたいというときの飲み方として、ストレートのほかにもこういう飲み方を覚えておくと、バリエーションが広がって楽しみが増えそうです。

飲み方によって様々な味わいを楽しめるのも焼酎の魅力ですので、いろいろな飲み方をお試しください。