今年の1月まで、日本で唯一日本酒を作っていない都道府県があったのをご存知でしょうか。
お分かりかと思いますが、それはもちろん焼酎王国鹿児島県。
40年ほど前に県内で唯一日本酒をつくっていた蔵が閉じられてから、鹿児島県内では日本酒はつくられていなかったそうです。
意外ですが、沖縄県でも日本酒はつくられているんですね。
いちき串木野市にある濱田酒造・薩摩金山蔵は、かつての世界有数の金山(串木野金山)の坑道跡で焼酎をつくり原酒を貯蔵しています。
鉱山の坑道といっても、三井串木野金山が1988年(昭和63年)11月 坑道跡を利用した遊園地・ゴールドパーク串木野を開園、地下に広がる大空間を整備してトロッコ列車で行けるような施設をつくっていました。
ゴールドパーク串木野は2003年閉園しましたが、その一部を利用して濱田酒造が焼酎づくりをはじめました(薩摩金山蔵)。
濱田酒造は今年1月、この金山蔵の中に清酒の仕込み蔵をつくり、日本酒の仕込みをはじめました。
その日本酒がこのたびできあがり、製品化されました。
金山蔵 純米吟醸酒 ←こちらの商品ですが、商品名はまだありません。
商品名は一般から募集をしていましたが、決定はこれからのようです。
「純米吟醸酒」は、フルーティーな香りとスッキリした淡麗な味わいに仕上がっています。
鹿児島で約40年ぶりにつくられた日本酒。
オススメです。