本場鹿児島の焼酎専門店「焼酎のひご屋 本店」

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焼酎に賞味期限はあるの?冒頭

ご覧いただきありがとうございます!

焼酎通販専門店「焼酎のひご屋」店長の肥後です。

今回は、お客様からもよく聞かれる質問のひとつ、

・焼酎に賞味期限はあるの?

についてお話していきます。

 

焼酎を買ったことがある方は見たことがあるかもしれませんが、焼酎のラベルには、日付が印字されています。

焼酎に賞味期限はあるの?冒頭

この日付は、確実に過去の日付なので、この日付を賞味期限と勘違いされる場合がたまにあるのです。

 

まれに、ご自宅で保管されていた場合や貰い物などで、何年も前の日付が印字されている焼酎が出てくることもあります。

このような、何年も前の日付が書かれた焼酎は飲むことができるのでしょうか。

合わせて焼酎の正しい保存方法についてもお話します。

 

この記事では、

・焼酎に賞味期限はあるの?

・ラベルに書いている日付はなに?

・何年も前の日付が印字された焼酎は飲むことができる?

・家庭での保存方法は?

以上の内容についてご紹介していきますので、焼酎の賞味期限や焼酎の保存方法について知りたい方は参考にしてください。

焼酎に賞味期限はあるの?

焼酎など蒸留酒の賞味期限

結論から言いますと、焼酎に賞味期限はありません。

なぜなら、焼酎は蒸留酒だからです。

焼酎と同じく蒸留酒である、泡盛、ウイスキー、ブランデー、ラム、ウォッカなどにも賞味期限はありません。

蒸留酒は、お酒のもとである「もろみ」を蒸留して、アルコール度数の高い原酒をつくります。

焼酎であれば、40度~45度ほどの原酒に、仕込み水を加え、20度~25度ほどに割ったものが瓶詰めされて出荷されます。

蒸留酒の原酒は、蒸気を冷却してアルコール分を抽出したものなので、雑菌が繁殖して腐敗するということは、ほぼ無いのです。

日本酒・ワインなど醸造酒の賞味期限

ちなみに、実は日本酒やワインも、通常賞味期限は明記されていません。

何十年もののワインがあることからも、古くても飲むことができるというのは分かると思います。

ですが、日本酒やワインなどの醸造酒は、蒸留酒に比べて酸化しやすいので、保存が難しいです。

専用のワインセラー、日本酒セラーなどがない場合は、保存状態によっては酸化して酢のようになってしまうので、実質飲むことができなくなってしまいます。

なので、保存できる設備がない場合、ワインや日本酒は未開封であってもなるべく早く飲むのが良いと思います。

焼酎の賞味期限|ラベルに書いている日付はなに?

焼酎のラベルに印字されている日付は、どういう意味なのでしょうか。

 

焼酎のラベルに印字されている日付は「詰日」といって、瓶詰めをした日です。

焼酎の賞味期限|ラベルに書いている日付はなに?

焼酎は通常、蔵元でつくられてから、甕壺・タンク・木樽などで貯蔵熟成され、味が安定してから瓶詰めされ出荷されます。

賞味期限ではなく、焼酎の製造年月日ということですね。

何年も前の日付が印字された焼酎は飲むことができる?

それでは、何年も前に瓶詰めされた、古い焼酎は飲むことが出来るのでしょうか。

 

これは、その焼酎の状態によるのでなんともいえませんが、焼酎は劣化しにくいお酒です。

未開封のものであれば、適切に保存されていたならば、何年経っていても基本的に劣化は少ないです。

よほど劣悪な状態で保存されていたというような場合を除いて、大抵の場合は普通に飲めるのではないかと思います。

 

それでは、焼酎の適切な保存方法とはどのようなものでしょうか。

焼酎の賞味期限|保存方法は?

焼酎の適切に保存するにはどうすればいいでしょうか。

焼酎を劣化させる要因を、3つ順番に挙げていくと、

1.日光

2.温度

3.空気

の順番ではないかと思います。

日光|焼酎の賞味期限

しかも、この3つの中では、日光がダントツで焼酎に悪影響を与えます。

とにかく、直射日光にはあてないように気をつけてください。

日光に当てると、酸化が進んで中身が変質してしまいます。

焼酎などお酒の瓶が茶色など色付きのものが多く、透明のものが少ないのも、日光からの遮光性を目的としています。

※ウイスキーはきれいな琥珀色を見せるために、透明のボトルが多いですね。

しばらく飲む予定がない焼酎は、新聞紙などで包んでおくというのもいいと思います。

温度|焼酎の賞味期限

温度も、焼酎を品質変化させる要因にはなりますが、普通に気をつけていれば大丈夫だと思います。

 

実は、焼酎の品質変化にとって影響を大きく与えるのは、高温の状態よりも、低温の状態です。

焼酎の旨味成分は、常温では液体の中に溶け込んでいます。

これが冷えてしまうと、旨味成分が凝固してオリになってしまい、瓶の底に沈殿します。

こうなってしまうと、雑味や辛味が強くなってしまいます。

なので、焼酎を長期間保存するには、冷蔵庫には入れないほうがいいですし、冬場極端に寒くなる場所は避けた方がいいです。

 

寒さと比べて、暑さはそれほど焼酎に悪影響をあたえません。

たとえば、コンロやストーブのすぐ近くなど、極端な温度変化が起こる場所や、真夏の車の中など、極端に温度が高くなる場所は避けたほうがいいという程度に注意をすれば大丈夫だと思います。

空気|焼酎の賞味期限

焼酎を開栓すると、外気に触れることになります。

外気に触れることによっても、焼酎の品質変化が起こります。

とはいっても、開封後もしっかり栓をしていれば、そうすぐに変化するものでもありません。

実感としては、開栓後も半年程度はほぼ変わらないと思います。

空気に触れることでの品質変化は、個人的な感覚では、良く言うと「なめらかになる」、悪くいうと「個性がなくなる」という感覚です。

甕壺などで焼酎を貯蔵熟成させるときは、甕の中で空気に触れさせながら寝かしてなめらかにしています。

そのことを考えると、なめらかになるような気がするという理屈も通るのかなという気がします。

家の中での焼酎の保存場所はどこがいい?

これまで述べてきたようなことを考えると、家の中で焼酎を保存するのはどこがいいでしょうか。

未開封の状態であれば、日光に当たらないということと、温度変化が少ないというのが理想です。

そういう場所を普通の家で考えると、キッチンのシンク下、押入れ、床下収納、扉のある棚などが理想的かなと思います。

おわりに

この記事では、焼酎の賞味期限や、保存方法について書いてきましたが、実際のところ、焼酎はそれほど気をつけなくても劣化しにくいお酒だとおもいますので、そんなに気をつけなくてもいいと思います。

実際我が家でも、普通の食器棚の一番下に焼酎を並べて置いているのですが、数が多いので、いつ開けたのか分からなくなっているものもいくつかあります。

お酒は素直に楽しむのが一番。

時間経過による味の変化も楽しんで、楽しい焼酎ライフを送ってください!