ごきっちょう
阿久根市 大石酒造
20年以上甕壷で寝かした粟(あわ)焼酎です。複雑で個性的ですがとても美味しいです
●阿久根市波留にある大石酒造は明治32年(1899年)創業の伝統蔵です。
蔵の脇にはシンボルともいうべきレンガ造りの煙突があります。
※以前は、現在の倍以上の高さだったのですが 1997年(平成9年)
阿久根市近くを震源地とした鹿児島県北西部地震で崩れてしまっ
たのだそうです。
●「御吉兆」」は粟(あわ)を原料に平成4年(1992年)蒸留した原酒を甕壷で長期間貯蔵し熟成させた古酒です。
20年以上という熟成期間にアルコール度数が目減りして30度を下回っています
(天使の分け前)。
超長期間の熟成により、酒質は穏やかになり ほのかにあわの香りを感じられる個性的な焼酎に仕上がっています。
○開栓すると、重厚な熟成香のなかにほのかな粟の香りが?感じられます
○口に含むと、奥深い複雑な味わいのなかに旨みを感じます。芋焼酎とは
異なる個性的な味わいですが美味しいです。
口当たりはとてもまろやかで滑らかに喉を通ります。
※大石酒造さんから試飲用のサンプルをいただき試飲することができました
芋焼酎、麦焼酎とは異なる味わいですが美味しかったです
●蔵元のオススメはストレートです。
ストレートで味わうことで、熟成の年月を感じていただきたく存じます。
また、粟の香りの広がるお湯割もオススメです。
○「御吉兆」という酒名の由来ですが
パッケージ正面の「粟穂(あわほ)に鶉(うずら)」にあるように、粟と鶉は
お目出度い組み合わせとされ建築や美術品などに広く取り入れられてきました。
粟の実る時期と鶉が渡来する季節が一致することから、山里に収穫の季節が到来
したことを表す情景として描かれ、また粟も鶉も繁殖力が旺盛なため 子孫繁栄
を願うおめでたい図柄として好まれました。
鶉の鳴き声が「ゴキッチョ-(御吉兆)」と聞こえることと、この焼酎との出会い
が皆様方にとって良いことの兆し(吉兆)となることを願い「御吉兆」とされたそうです。
度 数:29度
原材料:粟(あわ) 米麹