さつまぎし
薩摩川内市 山元酒造
江戸時代木曽川治水工事に活躍した薩摩義士の名を冠する、深い味わいと豊かな芳香の鹿児島限定の原酒です
●薩摩川内市五代町にある山元酒造は1912年(大正元年)創業の伝統蔵です。
蔵は「芋」と「水」にこだわっています。
自社農園(農業法人「焼酎蔵ファーム」)を設立し、農林二号やげんち芋などの希少品種芋を栽培し自社製品に活用されています。
また、薩摩川内市の南隣・いちき串木野市にある徐福伝説で知られる霊山・冠岳の伏流水(ミネラルを多く含む甘口の地下水)を毎日タンクローリーで汲みあげに行き、全銘柄の仕込みと割り水に利用しています。
●「薩摩義士(さつまぎし)」は、厳選したサツマイモ「黄金千貫」を原料に、「冠嶽山の伏流水」を仕込水に使用して白麹で醸した原酒です。
32度というアルコール度数を感じさせないまろやかな口当たりと原酒ならではの深い味わいと、豊かな芳香を楽しめます。
●そのまま冷やしてストレートで、又ロックで じっくりお楽しみください。お湯割りもいけます。
○本商品は専用の化粧箱に入っています。
薩摩義士(さつまぎし)とは
◆宝暦3年(1753年)幕府は薩摩藩に木曽三川(岐阜県)治水工事を命じました。薩摩藩の家老平田靱負が総奉行となり1000名弱の薩摩武士を引きつれ、幕府の厳しい監督の元にすすめられました。
工事は宝暦4年2月から5年3月までかかり、幕府の現地検分が終わったのは宝暦5年5月でした。
◆工事は大勢の犠牲を強い(幕府に対する反発による割腹者並びに不衛生な現場での重労働による病死者は現在分かっている範囲で94名だそうです)、また多大の費用がかかり(総費用約40万両(約300億円)といわれています)藩の財政を圧迫しました。
総奉行である平田靱負はその責任を負い「住みなれし 里も今更名残にて 立ちぞわずらふ 美濃の大牧」と辞世の歌を残して命を絶ちました。
◆岐阜県海津町・安八町に行くと鹿児島と言うだけで、大変な歓待を受けるそうです。先輩方の偉業があってこそ、わたしたちも自信に満ちて鹿児島を誇らしく思います。
鹿児島では平田靱負をはじめとして治水工事で亡くなった薩摩武士を「薩摩義士」と称えています。
度 数:32度
原材料:さつま芋 米麹(白)