しらかねのつゆ たまあかね ほんにごり
姶良郡姶良町 白金酒造
「本にごり」シリーズ2023年春は「玉茜」芋!紅茶のような香りや熱帯フルーツのような濃厚な香りに、まろやかでキレの良い味わいをお楽しみください
●明治2年(1869年)創業の白金酒造は鹿児島でも有数の歴史をもつ古い蔵です。
蔵のシンボルである石蔵は、西南戦争のとき西郷軍の陣屋になったといわれており文化庁の登録有形文化財に指定されました。
鹿児島市から霧島市の方向へ国道10号線を進んでいくと 途中で(姶良町脇元)国道沿いにある石蔵を見ることができます。
大ベテランの黒瀬東洋海(とよみ)氏を杜氏頭に手造りにこだわり続け、昔ながらの木樽蒸留・かめ仕込みが特徴です。
そして、蔵では仕込み前のサツマイモをきれいに洗い、皮をむいた上に、焼酎の苦みの原因となるヘタや痛んだ箇所を徹底して取り除きます。
人手を掛け、丁寧に処理されたぴかぴかの芋のことを蔵では「磨き芋」といいます。
「磨き芋」にすることで、雑味の少ないスッキリとした焼酎に仕上がるといわれています。
●「本にごり」シリーズは、この「磨き芋」からうまれました。
明治大正年間の焼酎は大変貴重だったため、より多くのアルコールを取ろうと蒸留末期のアルコール分の
低い部分(末垂れ)までとっていました。
しかし、「末垂れ」は芋の香りがつよい反面、雑味を多く含んでいます。
「芋らしい香りは欲しいが、雑味までは必要ない。原料処理をしっかりとした『磨き芋』なら、末垂れまで
取込んでも雑味は出ないのではないか?」
こだわりの製法が雑味が少なく、芋の香りが豊かな「にごり焼酎」を生み出しました。
蒸留後の焼酎をそのまま詰めた香りも味も濃厚な一品です。
●「本にごり」シリーズは毎年2つの商品が出荷されます。
・秋に焼酎原料の定番「黄金千貫」芋を原料とした本にごり
・春に原料芋が異なる芋違いの本にごり
-今年の春は「たまあかね(玉茜)」芋です
※玉茜(タマアカネ)は茜霧島の原料芋として知られるようになりました。
「黄金千貫」のDNAを持ったイモとアメリカ原産のイモを掛け合わせて
生まれた新品種で、皮色は薄褐色、肉色はあざやかな橙色です。
栄養素カロテンを多く含みます。
玉茜芋を「磨き芋」にして黒麹で醸し、木樽の蒸留器で蒸留・・アルコール分の低い「末垂れ」
まで取りきり、芋の香りと濃い味わいを楽しんでいただくため蒸留後の焼酎 (原酒)をそのまま
瓶詰めしました。
紅茶のような香りや熱帯フルーツのような濃厚な香りが楽しめます。
口当たりはまろやかでキレの良い味わいが特徴です。
○「本にごり」シリーズは、新聞巻きで出荷されています。
度 数:31度
原材料:さつま芋 米麹