あやし き ごふー
佐賀県三養基郡みやき町 天吹酒造
大吟醸の酒粕からつくられた7年熟成の「粕取焼酎」!大吟醸を濃縮させたような華やかで濃厚な香りに根太い旨みのある味わい
●天吹酒造は、佐賀県三養基郡みやき町にある創業が元禄年間(1688~1704年)という歴史のある酒蔵ですが
新しい技術に果敢にチャレンジされています。
※300年以上の歴史のある天吹酒造には創業当時の物は残っていませんが、
明治前期以降に建てられた建造物群は、現在も使用している仕込み蔵を
含めて煙突や貯蔵庫、母屋などがあります。
2013年、9件が国の登録有形文化財に登録されました。
蔵では全て“花酵母”を使ってお酒を醸造しています。なでしこ、いちご、アベリア、
ひまわり、しゃくなげなど、普段見たことのある花たちから採取して培養した酵母を
11種類使用。
華やかな香りのものから力強く味わい深いものまで、幅広い種類のお酒を造って います。
●「あやし(奇)GOFU」は、大吟醸を絞ってできた酒粕のみを原料とした「粕取焼酎」です。
大吟醸は東京農業大学で分離した天然の花酵母である「アベリア酵母」を使用してつくられたものです。
※大吟醸酒粕からどの様にして焼酎をつくるのか蔵元にうかがいました。
・大吟醸を絞ったあとの酒粕をぬるま湯に漬け発酵させるとモロミに
なります。
もともと酒粕には7%くらいのアルコールや酵母が残っていて、何も
足すことなく発酵が進むそうです。
・一週間くらいたつとアルコール度数が12~13度になり、減圧蒸留する
ことでアルコール度数37度くらいの原酒になるのだそうです。
●こうして作られた焼酎原酒を、7年間貯蔵熟成して仕上げました。
※熟成は、はじめの4年間は甕壺で、残りの3年間はタンクで・・
トータルで7年間貯蔵熟成して仕上げています
大吟醸を濃縮させたような華やかで濃厚な香りに、爽やかでスッキリした味わいです。
それに、長期熟成させることでうまれた「やわらかさ」も加わっています。
○グラスに注ぐと、大吟醸の上品で華やかな香りが漂います。
とてもいい香りです。
○口に含むと、濃厚な味わいのなかに根太い?旨みを感じます。
口当たりはやわらかで旨みが余韻を残しますが、意外にスッキリした
印象をうけました。
○ロック、そしてソーダ割りがオススメです。
粕取り焼酎はあまり飲んだことがなく、あまり良い印象をもっていませんでしたが
この焼酎で評価が変わりました。
芋焼酎とはタイプが違いますが、良い焼酎だと思います。香りがいいです!!
○「あやし(奇)GOFU」という酒名の由来は!
戦国時代に梟雄として知られた松永弾正久永。
この久永が生涯、最も寵愛したとされるものが2つあります。
それは「銘茶器 千蜘蛛」と、当時銘酒と言われた「あやし(奇)GOFU」。
久永は、これら2つをときの権力者・織田信長にさえも差し出すことはなかった
ほど、何人にも決して奪われたくなかった。
時が移り
現代も「銘茶器 千蜘蛛」は未だ不明とされているが、「あやし(奇)GOFU」は
時を越えて突如現代にその姿を現した!!
一体 誰がその美酒を最初に口にするのか、
聞きしに勝る歴史の銘酒が今!明らかになるのは間違いない・・・・
(注:このストーリーはフィクションです)
度 数:25度
原材料:酒粕