もろはく
阿久根市鹿児島酒造
鹿児島酒造の「基準」とも位置づけられる銘柄。芳醇な香りに、深みのある旨みと甘みのある味わいです
●鹿児島酒造阿久根工場は肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅のすぐそばにあります。
鹿児島酒造の総杜氏として活躍された故・黒瀬安光氏は昨年(2018年)暮急逝されましたが氏は自身の技を 引き継ぐ蔵人たちを長年にわたり育成してきました。
弓場 裕杜氏を中心とする鹿児島酒造の蔵人たちは 故・黒瀬安光氏の精神と技を引き継ぎ、日々焼酎づくりに 精進し特色のある味わい深い商品をつくりだしています。
●「さつま諸白(もろはく)」は、大隅産のサツマイモ「黄金千貫」を原料に白麹で醸した芋焼酎です。
鹿児島酒造の「基準」とも位置づけられる銘柄です。
○グラスに注ぐと、シッカリした芳醇な芋の香りが漂います
○口に含むと、深みのある旨みと甘みが口中に広がります。
喉越しはまろやかで、旨みが余韻を残します
○お湯割、水割りがオススメです。
素直に飲めるので、飲みやすいと言えるのかもしれません。
●江戸時代寛永の末に阿久根に移住した折口伊兵衛は、焼酎を造り「千酒(ちざけ)と銘打って販売していました
薩摩藩第19代島津光久公が阿久根に一泊された折に献上したところ、美味しいと称賛せれ『阿久根諸白(諸白とは、上等の焼酎を意味します)』の銘が与えられました。
「諸白」という酒名は、この阿久根諸白に由来しているそうです。
なお、それ以後「阿久根の焼酎」と「国分の煙草」は鹿児島の特産品として江戸・上方に広まっていったそうです。(阿久根市誌より)
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(白)