かまわぬ
阿久根市 大石酒造
ジョイホワイト芋でつくられた3年熟成の原酒!まろやかな口当たりですが濃厚で凝縮された奥深い甘み・旨みのある仕上がり
●阿久根市波留にある大石酒造は明治32年(1899年)創業の伝統蔵です。
蔵の脇にはシンボルともいうべきレンガ造りの煙突があります。
※以前は、現在の倍以上の高さだったのですが 1997年(平成9年)
阿久根市近くを震源地とした鹿児島県北西部地震で崩れてしまっ
たのだそうです。
大石酒造のこだわりは「地産地消」のようです。
地元で生産される素材を使い、地元で消費する(ただ、大石酒造の焼酎は地元だけでなく全国で飲まれるようになりました)「鶴見」「莫祢氏」などの通常商品には澱粉工業が盛んだった地元・阿久根市で広く植えられていた澱粉芋「白豊」が原料として使われています。
麹用米も阿久根市で生産された県産米が使われています。
●「蔵ねかせ かまわぬ」は、地元の農家が栽培した「ジョイホワイト」芋を原料に地元産米「ヒノヒカリ」を麹米(黒麹)として醸し 蒸留した原酒(度数調整を行っていない約39度~の原酒)を蔵で3年間寝かしてつくられた芋焼酎です。
「かまわぬ」は、原酒をそのまま無濾過・無調整で瓶詰めしています。無調整なので瓶詰日によってアルコール度数が微妙
に違ってきます。
それで アルコール度数はラベルに手書きで書かれています。
○香りは穏やかですが、しっかりした上品な熟成香が漂います
○口に含むと、濃厚で凝縮された奥深い甘み・旨みが口中にひろがります。
アルコール度数の高さを感じさせないまろやかな口当たりです。しかし味わいは
濃厚で、濃い旨みが鼻に抜けます。
○ロック・水割り、お湯割り・・なんでもいけます。
しっかりした旨み・甘みが楽しめます
●口当たりが良くて旨味のある飲みやすいともいえる焼酎ですが、アルコール度数が高いので飲み過ぎにご注意ください。
「かまわぬ」という酒名の由来ですが、大石酒造のホームページに次のように書かれています
○平成9年に貿易自由化の圧力を受けて、焼酎の酒税が2.4倍に上げられました。
さらにその頃、米の不作が重なったこともあり、焼酎業界の危機が叫ばれていまし
た。
この焼酎はその当時、5代目大石啓元が「税金が上がってもかまわぬ、米が不作でも
かまわぬ、我が蔵はそれでもマイペースでいくぞ。」 という強い意志を込めて作
ったというユニークな焼酎です。
○また、蔵で三年寝かせるため、三年間はあまり「かまわなくて済む」焼酎という意味
でもあります。
度 数:41度
原材料:さつま芋 米麹(黒) 後(瓶詰日で異なります)