こしゅ きりの
指宿市 中俣合名
「桐野」の原酒を甕壺で5年間寝かせて仕上げた限定焼酎。トロリとした口あたりにふくよかな旨みと甘みがあります
●指宿市宮ヶ浜地区にある中俣は1904(明治37)年創業の伝統のある蔵です。
JR指宿枕崎線のすぐそばにある蔵は小ぶりですが 焼酎の製造機器や甕壷がビッシリ詰まっています。
同じ敷地内にある売店の隣の熟成用甕壷貯蔵庫にも 甕壷に入った原酒が詰まっています。
●「桐野」は幕末・西郷隆盛の側近として活躍し 西南戦争で西郷とともに城山に散った「桐野利秋」の名を冠した
芋焼酎です。
南薩摩産の黄金千貫芋を原料に麹米は山田錦を使用、白麹を用いて一次仕込みを甕壷で二次仕込みをタンクで仕込んで
醸しています。
原酒を甕壺で貯蔵熟成し、軽めに濾過を抑えて仕上げました。
口当たりはなめらかですが、ふくよかで骨太な(厚みのある)旨みがあるシッカリした味わいの当店でも人気の銘柄です。
●「古酒 桐野」は、「桐野」の原酒を甕壺で長期熟成(5年間)させて仕上げた1年に1回出荷の限定焼酎です。
古酒ならではのトロリとした口あたりと、素材の良さから来るふくよかな旨み、豊かな芋の甘みを感じられる高品質な
味わいです。
桐野利秋は薩摩示現流の使い手で、改名前「人斬り半次郎(中村半次郎)」として新選組からも恐れられていました。
「人斬り」というイメージから、「性格粗暴な荒くれ者」と思われがちですが、実際は無学文盲の徒ではなく 西郷隆盛・勝海舟・
大隈重信などはその人となりを高く評しています。
戊辰戦争で会津藩降伏に際し 軍監として会津若松城の引き渡しを受けましたが、作法に則り温情をもって臨んで 松平容保公より
感謝の意として刀を贈られたことが知られています。
「漢」として魅力に富んだ桐野利秋の名を冠するにふさわしい焼酎です。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(白)