●「薩摩富士」開聞岳の麓から指宿市山川地区にかけて、シラス層が広がっています。
シラス層は水はけがよく乾燥しているので、サツマイモの栽培に適しており、山川地区は古くから美味しいサツマイモの産地として知られています。

その山川で１８９７年（明治３０年）に創業した伝統蔵・田村は、創業以来使われている甕壷で仕込みをするなど丁寧な造りで定評があります。

●「古酒　紅鶴」は、「紅乃薫」の原酒を貯蔵熟成（5年間）して仕上げた芋焼酎です。

南薩産の食味のよい甘芋「紅さつま芋」を原料に白麹で醸した「紅乃薫」は、芋の甘味を感じるスッキリした軽快な 飲み口の飲みやすい味わいですが、お湯割りは上品でふくよかな香りに　芋の旨味のなかに田村らしい力強い味わいを 楽しめます。

5年の眠りから覚めた「紅鶴」の味わいは？

　　○グラスの注ぐと、豊かな甘い芋の熟成香が香ります。シッカリしています。
　　○口に含むと、濃厚で奥深い旨み・甘みが口中に広がります。
　　　ストレートでは強すぎて喉越し滑らかとはいえませんが、旨みが余韻を残します。
　　○ロックでも、お湯割り（ぬる燗）でもいけます。

意外に？飲みやすく、試飲なのに度を過ごし酔ってしまいました。