●明治３８年（1905年）創業の吉永酒造は、指宿市の住宅地のなかにある小じんまりした手づくりの蔵です。
昨年（2010年）暮　四代目蔵主の吉永俊公氏が亡くなられましたが息子さんの章一氏が五代目を継ぎご家族で頑張っておられます。

蔵では、醸造所内にある井戸水を仕込み水・割り水に使っています。
井戸水には、ごく微量ですが塩分が含まれています。「利八」はコクのある深い味わいの本格派ですが、仕込み水も影響しているのかもしれません。

●「湯豊乃美楠(イブノミクス)」は、縁起を担ぎまくった　開店祝いなどの贈り物には持ってこいの焼酎です。

ラベルの胴体には、『招き猫』。　その後ろには、歌舞伎の『定式幕』。　瓶の首には『鈴』。　肩貼りには 『開運招福』。
そして酒名もアベノミクスならぬ「イブノミクス」。

●中身も負けてはいません。
10年もの歳月を経て長期熟成された麦焼酎の原酒と、仕継ぎ酒（味を整えるために蔵で代々大切に保存されてきた熟成酒）として受け継がれてきた芋焼酎の原酒をブレンドして味を整えました。

芋焼酎ならではの風味に麦焼酎の優しい香りのある味わいに仕上がっています。