●志布志市有明町にある丸西酒造は明治３４年創業の長い歴史をもつ蔵です。
小さな蔵ですが昔ながらの手造り焼酎の伝統を守り続けています。

●蔵では、不純物を取り除くため　蒸留を早い段階で切り上げ、残りのもろみを翌日の蒸留 に回すという独特の蒸留方法を用いたり、 アルコール４５％と通常よりも度数の高い原酒で 熟成させるなど、独自の製造方法で口あたりのよい焼酎を造っています。

●「マルニシ ぷんぷん ベニハルカ」は、ご好評を博した「マルニシ ベニハルカ」の無濾過版です。

　　　　※「マルニシ ベニハルカ」は昨年（2019年）8/1に出荷されています

「マルニシ ベニハルカ」は、地元・有明町蓬原の上迫農園・上迫誠さんが栽培し100日以上トンネルで寝かせ糖度が上昇し蜜芋と なった熟成「紅はるか」芋を原料として白麹で醸し、完熟したサツマイモの風味を存分に含んだ味わいを追求した芋焼酎です。

　　　　※上迫さんは「日本さつまいもサミット」で、さつまいも生産農家５人に
　　　　　選ばれました
　　　　　　ファーマーズ・オブ・ザ・イヤー　2019～2020受賞

　　田村杜氏のからのメッセージは
　　　　「今年はより熟成芋感の増した酒質をつくりあげることが出来ました。
　　　　　その味わいをそのまま（無濾過）味わっていただきたい」とのことです。

　　○グラスに注ぐと、力強いですが意外と穏やかな香りです。奥深く
　　　柑橘系の香りが時々顔を出します。
　　○口に含むと、厚みのある濃厚な甘み旨みが口中に広がります。
　　　力強く飲みごたえのある味わいで、甘み・旨みが余韻を残します。
　　　喉越しはまろやかです。
　　○ロックもいいですが、田村杜氏のオススメはお湯割り（ぬる燗）です。
　　　ロックを飲んで冷えた体を、お湯割りで「温めて」ほしいそうです。

「ぷんぷん」という酒名のイメージと実際に飲んだ印象は多少異なっていました。
しかし、いい焼酎と思いました。

レトロな「ラベル」も注目です。
蔵元に尋ねたところ、鹿児島の醤油（甘口）のラベルから着想されたそうです。