やちよでんちよきち
垂水市 八千代伝酒造
現代の名工・吉行正巳杜氏の技が冴えた、バランスがよく丸い味わいの黄麹仕込みの焼酎
●垂水市市街地から高城川をさかのぼっていくと新御堂に八木酒造猿ケ城蒸溜所があります。
森に溶け込むように蒸留所は立っています。
小さな山が蒸留所の敷地といった感じで、入口から急な坂を登っていくと事務所や貯蔵庫などがある建物があり、そこからまた坂を登っていくと蒸留所の建物があります。
貯蔵タンク群は更にその上にありました。
もともとの自然を残した敷地内は よく手入れされ、小さな泉や流れもあり公園のようです。
空気も澄んでいて 都会の方だったら1日いても飽きないかも・・と、思えるくらいの自然環境です。
●八木酒造の代表芋焼酎は、白麹・黒麹・黄麹を用いた3つの銘柄です。
「八千代伝 千代吉」は黄麹に黒麹をブレンドした米麹を用いた焼酎です。
●地元の芋農家に契約して栽培を委託したサツマイモ(黄金千貫)を原料に、照葉樹林で知られる高隈山系の「猿ヶ城渓谷地下伏流水」を汲み上げ仕込み水として 一次・二次とも甕壺仕込で醸しています。
「現代の名工」吉行正巳杜氏の技が冴え、華やかで上品な香りにしっかりとした芋の甘みがマッチし、バランスがよく まろやかな丸い感じの味わいに仕上がっています。
コクがあってキレもよいです。
ロック、水割りのほかお湯割りもいけます。
●酒名の「千代吉」は、「千代に八千代に」から「千代」を、蔵の創業時初代・八木栄吉及び吉行(よけ)正巳杜氏から「吉」をとって名づけられたそうです。
蔵長杜氏・吉行(よけ)正巳氏は2009年暮、鹿児島県焼酎業界ではじめて「現代の名工」を受賞、2010年11月 黄綬褒章を受賞しました
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(黄)