やちよでん じゅくし
垂水市 八千代伝酒造
現代の名工・吉行正巳蔵長杜氏が「熟柿の色の味」を目指したこだわりの芋焼酎
●垂水市市街地から高城川をさかのぼっていくと新御堂に八千代伝酒造猿ケ城蒸溜所があります。
森に溶け込むように蒸留所は立っています。
小さな山が蒸留所の敷地といった感じで、入口から急な坂を登っていくと事務所や貯蔵庫などがある建物があり、そこからまた坂を登っていくと蒸留所の建物があります。
貯蔵タンク群は更にその上にありました。
もともとの自然を残した敷地内は よく手入れされ、小さな泉や流れもあり公園のようです。
空気も澄んでいて 都会の方だったら1日いても飽きないかも・・と、思えるくらいの自然環境です。
●1年に1回だけの季節限定焼酎「熟柿(じゅくし)」は、自社畑で栽培したサツマイモ(黄金千貫)を原料に、照葉樹林で知られる高隈山系の「猿ヶ城渓谷地下伏流水」を汲み上げ仕込み水として 一次・二次とも甕壺仕込で醸して甕壷で熟成させています。
●この焼酎は とても複雑な味わいで表現は難しいです。
熟した柿のようなトロリとした甘さとまろやかな味わいに仕上がっています。
理屈ぬきに「熟柿の色の味」を楽しんでください。
ストレート、ロックそしてお湯割りと・・楽しめます。
●蔵のコメントは
深まりゆく秋、黄金色の稲穂、そして鈴なりの柿の木。色づく里山。
夕焼け小焼けで日が暮れて、隊列組んで家路についた田んぼのあぜ道、赤とんぼ。
一幅の絵のような昭和の日本の原風景がここにある。
そして柿の木を見上げると、今にもポトリと落ちてきそうな「熟柿」が数個 青空に浮かんでいる。
「この熟柿の色の味がする焼酎を造りたいな」まるで有田焼の柿右衛門のような先代社長の一人言。
天高く 古里の野に柿熟す。
「熟成の時を刻み満足の仕上がりです。一年の集大成として熟柿と呼ぶにふさわしい。
今年もなかなかいいですよ。」
蔵長杜氏・吉行正己の自信と信念は揺るがない。
秋の夜長を「熟柿」を座右において 存分にお楽しみあれ。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹