べにおうどう
熊本県球磨郡多良木町 恒松酒造本店
「紅はるか」芋を原料に無濾過で仕上げた、華やかで豊かな香りにコクのある甘み旨味の季節限定焼酎
●熊本県南東部、宮崎県都境を接する球磨郡多良木町は山(九州山地)と川(球磨川)のある自然に恵ま
れた町です。
この町の、昔 鶴が飛来して羽を休めた場所という意味を持つ鶴羽にある恒松酒造店は大正9年創業の蔵で
、前田勝国杜氏のもと焼酎づくりに邁進しておられます。
●「紅王道」は、球磨郡山江村で契約栽培した新品種のサツマイモ「紅はるか」を原料に、黒麹を用いて米(黒麹)1.2トンに対し芋6トンの割合で仕込み(一次仕込)、二次仕込み時に日本酒の吟醸黄麹を添え麹として加え香りと甘みを高めました。
そして、芋の風味・旨味を残すため「無濾過」で瓶詰めされました。
※「紅はるか」は
宮崎県都城市にある(独)九州沖縄農業研究センターで育成された新品種です。
外観が優れる品種(九州121号)と、食味が優れる品種(春こがね)を組み合わ
せ、食味やいもの外観などの特性が既存品種より「はるか」に優れることから、
品種名を「紅はるか」と命名したのだそうです。
甘味が強くシットリした食感で、安納芋に似ています。
※無濾過の芋焼酎づくりは大変な手間がかかります。
寒い時期-温度が下がることで脂分が分離し、タンクの表面に浮いてきたフーゼル
油を手作業ですくい取ります。
原料の芋の品質がストレートに反映されるので、朝堀り芋を使用したり、ヘタを
切り落とすなど丁寧な対応をされているそうです。
●「紅王道」は華やかで豊かな香りに、コクのある甘み旨味を感じる味わいに仕上がっています。
無濾過らしい芳醇なコク味はありますが、口当たりはまろやかで飲みやすいです。
●ロック、水割りがオススメですがお湯割りもいけます。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(黒・黄)