あさぼり
日南市 小玉醸造
朝一番に掘り起こした新鮮なサツマイモで醸しました。芋の柔らかな香り、丸み、甘味、後味のよさが一体となって、とても飲みやすく仕上がっています
●小玉醸造は九州の小京都と言われる宮崎県日南市飫肥に蔵を構えます。飫肥杉で栄えた飫肥藩の城下町の風情の残る町並みに蔵はあります。
杜氏として活躍されている金丸潤平さんのご実家は宮崎市で歴史のある造り酒屋を営んでいましたが大手の酒造メーカーと合併して無くなりました。
しかし、東京農業大学で醸造学を学び、日本酒の蔵と焼酎の蔵で修行を積み「蒸留酒をつくりたい」という潤平さんの熱意に押され お父様の金丸一夫さんが休業中だった小玉醸造の権利を買い取り新生・小玉醸造がスタートしました(2001年-平成13年)。
●小玉醸造の焼酎造りは「じっくり少量」「繊細・調和・余韻」をテーマに「手造り麹」と
「丁寧な造り」で芋・麦・米の焼酎を醸されています。
その特徴は、
◆「軟水」で美味しいと定評のある飫肥の水を使用しています。
◆甑でお米を蒸し、麹室で手造りで麹づくりをされています。
※さらに木箱に小分けして温度管理をおこないますが、蔵の木箱には間仕切り板がついていて
温度管理がしやすくなっていました。
※麹室にはクーラーや電熱器が備えられていましたが、外に面した窓様の戸も開閉できる
ようになっていました。
できるだけ自然の力で温度管理したいとういのがモットーのようです。
◆一次仕込みは甕で、二次仕込みはタンクで仕込んでいます。
※長期低温発酵にてじっくりと醸されています。
◆蒸留器も工夫されていて、数本のパイプからバランスよく蒸気が吹きつけるようになっています。
●「朝掘り(あさぼり)」は、朝一番に掘り起こした新鮮なサツマイモで仕込んだ芋焼酎です。
※ラベルに『朝露が葉の上をコロコロと流れる。一番に掘り起こした
新鮮甘藷で仕込む「あさぼり」』と書かれています。
●「黄金千貫」芋で仕込んだ原酒「8割」、杜氏潤平で使用される紅芋「宮崎紅」で仕込んだ原酒「2割」の
割合でブレンドしてつくられました。
※麹菌は白麹を使用
※黄金千貫の原酒は減圧蒸留した原酒を使用
芋の柔らかな香り、丸み、甘味、後味のよさが一体となって、とても飲みやすく仕上がっています。
○グラスに注ぐと、豊かで穏やかな甘い芋の香りが漂います。
○口に含むと、口当たりの柔らかい旨みと甘みが広がります。
クセがなく丸みを感じるスッキリした味わいです。
軽快で飲みやすいです。
○オススメはロック、水割り!
料理との相性も良いように思いました。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(白)