やまびこ
宮崎県小林市 すき酒造
自ら育てた米を麹米に「きれいな芋焼酎を目指した」内嶋杜氏の会心作!スッキリとしたきれいな味わいのなかに上品でやわらかい甘みが印象的です
●蔵のある小林市須木(旧 須木村)は、熊本県との県境の山間部にあります。村には大小とりまぜ無数の川が流れ 大部分を緑に覆われた きれいな水と緑に囲まれた地区です。
「須木」の名は「杉」に由来するそうで、昔から良質な杉の木を産する林業が盛んです。
●すき酒造は明治末期の創業で、創業者宗三郎は京都より須木村に移り住み九州山地から湧き出る水に着眼し焼酎製造を始めました。
そして2010年8月、総木造りの新蔵が自然体験型の観光施設「須木すきむらんど」内に竣工しました。
麹室でつくられた手づくり麹を用い、旧蔵から移した甕壷で仕込んだ商品がこれから出荷されることになります。
内嶋光雄杜氏の活躍が期待されます。
●「山美娘(やまびこ)」は、「きれいな芋焼酎を目指した」内嶋杜氏の会心作です。
内嶋杜氏は、この焼酎で「蔵の更なる酒質の高み」を目指されました。
◇さつま芋(黄金千貫・宮崎県産契約栽培芋)
通常のさつまいも(黄金千貫)よりも長く生育された芋原料にしました。
この芋を丹念に洗い、一つ一つ、人の手によりヘタや傷を切り落とし、
さらに芋の皮をむいた「磨き芋」を原料に使用しました。
◇麹米
杜氏自ら!!丹精込めて育てたヒノヒカリを麹米として使用しています。
苗作りや田植え、そして米の収穫まで手がけた、本来は食用米である米を贅沢に使用
しました。
◇添え麹
二次仕込みで黄麹を加え低温で発酵させることで、 綺麗さに更に磨きをかけ、
味わい深い芋焼酎に仕上がっています!
●蔵の案内に、この焼酎を一文で表すと、
「何にも邪魔をされない。何にも邪魔をしない・・芋焼酎」との書き込みがありました
○グラスに注ぐと、ふかし芋のような良い芋の香りが漂います
○口に含むと、スッキリとしたきれいな味わいのなかに上品でやわらかい甘みが
印象的です
しっかりとした造りは厚みがありますが、喉越しは滑らかで旨みが余韻を残し
ます
○ロック、水割りもいいですがお湯割り(ぬる燗)もいけます
クセや雑味のないやさしい味わいなので、芋焼酎にあまりなじみのない方にもオススメです
○包装紙にも注目!
包装紙は、すき酒造にまつわる写真や記事が掲載されている新聞紙です。
内嶋杜氏のアイデアとうかがいましたが、蔵人の「すき酒造の焼酎造りへの思い」が感じられます。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(白・黄)