宮崎県日向市東郷町 あくがれ蒸溜所
濃厚なコクと甘味がハッキリと出たバランスのとれた味わいです。口当たりがよく盃がすすみます
●宮崎県北部、九州山脈に源を発して東流する耳川沿いの谷あい・日向市東郷町に誕生した焼酎蔵・あくがれ蒸溜所(富乃露酒造店から改称)は平成16年(2004年)創業という新しい蔵です。
新しい蔵とはいえ、その味に妥協はしたくないと、期待の若手杜氏・高妻淑三氏を中心に伝統の甕壺仕込みで手間暇を惜しまず、厳選された原材料を用い、蔵のすぐそばを流れる清流耳川の伏流水を仕込み水として少量ずつ丁寧に醸されています。
●「日向あくがれ 黒麹」はこだわりの限定商品です。
◆芋栽培に、蒸留残滓を有効利用した完熟堆肥を使用し
通常よりも味や香りに甘さをもった「黄金千貫」芋を原料にしています
◆麹用米は地元・東郷町産のコシヒカリ等を使用
◆岩盤より沸き出る清流・耳川の伏流水を仕込水に黒麹を用いて甕壷で仕込みました
◆そして、常圧蒸留した原酒をホーロータンクで2年間貯蔵熟成しました
穏やかな芋の甘い香りに、濃厚なコクと甘味がハッキリと出ているバランスのとれた味わいです。
口当たりがよく、気がつくと何杯も盃を重ねているというタイプの焼酎です。
ロック、水割り、お湯割りと何でもいけますが 私的にはお湯割りをオススメします。
●「日向あくがれ」(在処離れ)という酒名は、蔵のある日向市東郷町出身の歌人・若山牧水の
「けふもまた こころの鉦を うち鳴し うち鳴しつつ あくがれてゆく」の歌にちなんで命名されました。
「あくがれ」は、漢字では「在所離れ」と書きます。
これは、 「在所」を「離れる」、すなわち、今在るところを離れ去って行くという意味で、そこから「思いこがれる」という今日の意味が生れたと言われています。
この焼酎には「都会から古里を想う。古里から県外に発信する。そんな思いが込められている。」そうです。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(黒)