くろりえもん
指宿市 指宿酒造
旨味の黒麹原酒とコクの黒麹原酒をブレンドしました(あわせ黒)。黒麹特有の芳香にコク味のある芋の旨味が余韻を残します
●指宿酒造は、昭和62年(1987年)、指宿市内にあった焼酎蔵元5社が合併し発足しました。
蔵は、九州一の湖・池田湖を望む小高い丘の上にあります。
池田湖の対岸に見える「薩摩富士」開聞岳の麓はサツマイモの栽培に適し、古くからサツマイモの名産地として知られています。
そこで契約栽培されたサツマイモを原料に、蔵の裏山にある金山廃坑跡(薩摩藩の隠し金山といわれる大谷金山廃坑)のミネラル成分に富んだ地下水を仕込み水・割り水として焼酎を醸しています。
恵まれた自然環境にある蔵は、2003年環境保全の国際規格である「ISO14001」を取得し、積極的に環境保全に取り組んでいます。
●創業以来親しまれていた蔵の黒麹の定番「利右衛門 黒」が、新しく「黒りえもん」となりました。
◆今までの「利右衛門 黒」は黒麹で仕込んだ単一の原酒を水割りして仕上げて
いましたが「黒りえもん」は2種類の黒麹で仕込んだ原酒をブレンドして
(「あわせ黒」)つくられています
◆ラベルデザインも新しくなりました
●試飲しました。
今までの「利右衛門 黒」は、芋の甘味のあるまろやかな味わいでしたが「黒りえもん」は、「利右衛門 黒」に比べ 輪郭を感じるやや辛口の味わいに仕上がっています。
黒麹特有の芳香に、コク味のある芋の旨味が余韻を残します。
○指宿酒造の代表銘柄・利右衛門シリーズの「利右衛門(りえもん)」という酒名は 宝永2年(1705年)琉球から初めて日本本土にサツマ芋(唐芋=からいも)を伝えた「甘藷翁・前田利右衛門」に由来しています。
前田利右衛門翁の出身地である指宿市山川徳光地区には「前田 利右衛門」を祀る徳光神社が建立されています。
○開聞岳をモチーフに、使用する黒麹の「黒」の文字をデザインした この「黒りえもん」の焼酎ラベルが、世界三大デザイン賞の一つ「レッドドットアワード」
のコミュニケーション部門で入賞しました。
※レッドドットアワードは、1955年にはじまったドイツの国際コンペで
2013年のコミュニケーション部門には49カ国から6812点の応募があり
575点が入賞したそうです。