こじかほんにごり
鹿屋市 小鹿酒造
小型蒸留器を用い「にごってうまみが深かった…」昔の焼酎を再現しました
●鹿屋市吾平町上名の姶良川沿いの田園地帯に小鹿酒造はあります。
照葉樹林が広がる国見山系が田園の背後に広がっていますが、この国見山系の伏流水が湧き出る蔵近くの玉泉寺公園の地下100mから汲み上げた天然水を、配管を通して蔵に配水し仕込み水・割り水に使用しています。
蔵はサツマイモにこだわっています。
平成6年に設立した自社農園・(有)小鹿農業生産組合の30haの芋畑、それと地元の契約農家の100haの芋畑で原料のサツマイモをまかなっているそうです。
畑から掘り出してからのスピードを重視し、1日で使い切る量を計画的に搬入するようにしているそうです。
●「昔のいも焼酎は、にごってうまみが深かった…」。
「小鹿にごり」は、その昔好まれていたなつかしい味わいを再現した焼酎です。
契約栽培のさつま芋を原料に大隅山地・国見山系の伏流水を仕込水に白麹で醸しました。
●そして、製造工程で3つの工夫をしています。
◆先ず、一次仕込の段階で「香り酵母」という香味を増す酵母も使っ
ています。
◆次に、明治時代の蒸留機をヒントに開発した小型蒸留機で 時間
をかけて蒸留しています。
小型蒸留機にコトコト吹き出す柔らかい蒸気を吹き込み、少しず
つ蒸留しうまみ成分をていねいにとりだしました。
昔なつかしいうまみ成分をたっぷりと含んだいも焼酎です。
◆最後に、軽く濾過することで旨み成分がたっぷりと残ったまろや
かな喉越しの焼酎に仕上がっています。
●ロック、水割りは勿論 お湯割りでも何でもあいます。
●ほんの少し濁っています。
場合によってはオリ状のものが生じますが、これは旨味成分である芋の脂質が固まったもので健康を害するものではありません。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹(白)