てんせい みちしずく
鹿児島県曽於郡大崎町 天星酒造
ミチシズク芋を醸した試験製造酒(1月発売)をベースにした焼酎が鑑評会で入賞したことから商品化された限定酒。豊かで複雑な香りにほどよい旨みと甘みがあります
●大隈半島の中ほどに位置する大崎町にある天星酒造は明治34年(1901年)創業の伝統蔵です。
※蔵は2010年、それまでの老松酒造から天星酒造と社名を変更しました。
志布志湾に面し、美しい海岸線を持つ大崎町は豊かな自然に恵まれた町です。
そして蔵では、平成の名水百選に選ばれた普現堂湧水源(ふげんどうゆうすいげん)を源流と
する70mの白砂層で自然濾過された超軟水の自然水を汲み上げて仕込み水・割り水に使用しています。
●サツマイモの伝染病「基腐病(もとぐされびょう)」に強い品種として注目されている「ミチシズク」を使用して試験的に醸され、今年1月に発売された「天星 試験製造酒 ミチシズクVer」は、ご好評をいただき早々に完売となりました。
この試験製造酒をベースに醸した「天星ミチシズク」が今年の熊本国税局酒類鑑評会で優等賞に入賞したことから、「天星ミチシズク 令和6年熊本国税局鑑評会優等賞受賞酒」として限定発売されることになりました。
◆「ミチシズク受賞酒」は「試験製造酒」とはブレンド比率、濾過が異なります。
・「受賞酒」は、ミチシズク芋を黒麹+鹿児島2号酵母で醸した原酒と
ミチシズク芋を白麹+鹿児島香り酵母で醸した原酒をブレンドしました。
・そして、「黒麹+鹿児島2号酵母」の原酒は荒濾過、「白麹+鹿児島香り
酵母」の原酒が通常の濾過と濾過の仕方を変えています。
ミチシズク芋のもつハチミツ系のコクや紅茶様の香り、香り酵母由来の華やかさを共存させました。
○グラスに注ぐと、豊かで複雑な良い香りが漂います。
蔵の説明にあるハチミツらしい香りを感じました。
○口に含むと、ほどよい旨みと甘みが広がります。
微かな苦味も感じますが全体のバランスの中で味わいを深めているように思いました。
クセのない印象的な旨みがありスムーズに喉に流れます。
喉越しはまろやかで 芋の旨味が微かに余韻を残します。
○蔵のオススメはお湯割りです。ロック、水割りもいけます。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹