たんこどん
志布志市 若潮酒造
やわらかい口当りの甕壺仕込み木桶蒸留の手づくり焼酎
●志布志市安楽にある若潮酒造は、昭和43年(1968年)に地元の5つの焼酎蔵元が協業して創業されました。
若潮酒造が目指されているのは「蔵特有の味と香り」と「安定した質の焼酎造り」です。
コンピューターや大型設備に代表される近代的な技術と、「千刻蔵」で培われる手造りの経験と知恵による伝統的
な技術を融合して焼酎をつくっています。
●樽、桶職人のことを鹿児島弁で「たんこどん」と呼びます。
この焼酎「たんこどん」は日本でただ一人の木樽蒸留機をつくる職人「津留辰矢」さんの手づくり蒸留機で、丁寧に蒸留された本格焼酎です。
焼酎蒸留器はステンレス製が主流ですが、昔ながらの木樽蒸留機は低圧でゆっくり蒸留させるため木の香りが原酒に移り,また杉の木樽の隙間からガスが微量ずつ抜けてまろやかで味わい深い焼酎ができます。
●焼酎「たんこどん」は黒麹で仕込んだモロミを木樽蒸留器で蒸留した焼酎です。
ほのかな木の香に やわらかくまろやかな味わいに仕上がっています。後口も良く 甘味が余韻をひきます。
●ロック、水割り、お湯割り・・何でもいけます。
津留さんは、平成23年度の「現代の名工」に選ばれました
1つの木樽蒸留機を仕上げるのに1日8時間の手作業で約20日かかるため つくるのは年間5つが限度だそうです。
さらに、樽の帯に使う唐竹や、胴体になる樹齢80年以上の杉の木の確保も年々困難になっており木樽蒸留機は焼酎業界にとって大切な貴重品です。
津留さんの技を継ぐ「たんこどん」の登場が待ち遠しいです。
度 数:25度
原材料:さつま芋 米麹