鹿児島酒造
鹿児島酒造の焼酎
鹿児島酒造の黒瀬安光総杜氏が今年(2013年)の「現代の名工」に選ばれました。
おめでとうございます。
「現代の名工」は、厚生労働省が 卓越した技能を持ち、日本におけるその道の第一人者と目されている技能者を表彰するもので、鹿児島県の焼酎業界では八千代伝酒造の吉行正巳杜氏に継いで二人目になります。
これからの益々のご活躍を祈りたいと思います。
-------------------------------------------------------------------------
鹿児島酒造阿久根工場は肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅のすぐそばにあります。
総杜氏として蔵を率いるのが60年にわたって焼酎づくりに携わってきた名工・黒瀬安光(くろせやすみつ)氏です。
黒瀬総杜氏は「麹使いのプロ」として、難しい麹を使いこなし特色のある味わい深い焼酎をつくりだしています。
黒瀬総杜氏は昭和12年、鹿児島県南さつま市笠沙町黒瀬に生まれました。
笠沙町黒瀬は、鹿児島では「杜氏の里」として知られています。
黒瀬集落の方たちが焼酎造りの職人(杜氏)として、鹿児島はもちろん九州各地に焼酎造りの技を広めました。
黒瀬安光総杜氏のお父上「金次郎」氏は初代黒瀬杜氏として知られています。
黒瀬安光総杜氏は、昭和27年より焼酎造りの第一歩を踏み出し、福岡・長崎・大分・宮崎・熊本、そして鹿児島において さつまいも・麦・米・白粉・酒粕取・そば・干いも・とうもろこし・泡盛・きび・えのき茸・竹炭粉など12種類の焼酎造りを学ばれたそうです。
鹿児島県知事より優秀技能者として表彰を受け、焼酎造り60年の経験を生かして、新たな味を求めてさまざまな製品開発をされる一方、麹使いのプロとして難しい麹を使いこなし、特色のある味わい深い焼酎造りを指導されています。
現在、鹿児島酒造で総杜氏として蔵を率い、焼酎造りに挑戦されておられます。